過払い金返還請求の実態2

依頼者に虚偽報告して40万円を横領した弁護士
これで俄然やる気になっているのが、弁護士や司法書士たちだ。通常、返還金の釣20%が手数料として懐に入ってくるので、弁護士にとっては数兆円の巨大市場の誕生である。
過払い金返還請求訴訟は「やれば必ず勝てる」ので、弁護士にとってこれほど楽チンでオイシイ商売はない。しかし、それでむ飽きたらず、「多重債務者救済」の美名に隠れて返還金の一部をこっそり懐に入れる悪徳弁護士が横行している。
都内に住む40代の男性Aさんは、過払い金返還請求ができると知り、弁護士に相談した。「まずは請求1社あたり10万円の初期相談料が必要です。
これは分割払いでもいい。後は過払い金が返還されてから20%の弁護士手数料をいただきます」と弁護士は説明し、Aさんは霊訴訟を起こすことにした。
裁判の後、無事に返還された過払い金が4社合計で250万円程度あったので、40万円の初期相談料と過払い金の20%で50万円、合計90万円を弁護士に支払った。
Aさんは自分の手元に残った返還金160万円で当面の生活を送っていた。しかしある日、ネットで過払い金返還請求関連のサイトを見て愕然とした。そこで紹介されていた計算式に当てはめると、自身の手元に残る金額が40万円ほど少ないことを知る。
筆者は、このAさんから相談を受けた。筆者は、4社のうちAさんが一番多く借りていたP社に、弁護士からいくら過払い金請求があったのかを問い合わせた。すると、実際にAさんが弁護士から聞かされていた額より20万円多かったのである。Aさんと筆者は弁護士を問いただすことにした。

筆者 P社の過払い金ですが、あなたの報告によれば148万円ということでした。しかし、再計算してみると若干少ないようです。
弁護士 いや、確かに148万円ですよ。P社から受け取った書類もAさんにお渡しし
ました。計算ミスはないと思いますが......。
筆者 そつですか。他の会社の返還金も少ないようですが、本当に間違いないですか?.
(弁護士の目は泳いでいる。筆者は自らが記者であることを明かした。)
筆者 私は過払い金返還問題を取材している記者です。(ここでAさんが、ある書類を取り出した。)
これはP社でもらってきた書類です。Aさんがあなたにもらった書類と印も文面も同じですが、返還する過払い金の金額が168万円になつている。こちらが本物ではありませんか?

次のベージへ続く

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